勝間 和代『起きていることはすべて正しい』

フォトリーディング+読み飛ばしで、1時間弱で読んだ。著名人の名前がたくさん出てきて鬱陶しかったり、実例に関心が持てず読む気がしないところは飛ばした。ところどころ「おっ」と目が留まる箇所はあって、そのうち2つをまとめて(引用して)おく。

フォトリーディングは五感を鍛える訓練

フォトリーディングのトレーニングの正体は、潜在意識に情報を入力しやすくして、それにさらにアクセスしやすくする仕組みだと思っています。(p.110)

ある意味、フォトリーディングは五感を鍛える訓練だと思います。したがって、フォトリーディングのテクニックは習慣化することが重要です。
(中略)
まず、ありのまま五感を使って潜在意識に入れて、そして必要に応じて顕在意識からアクセスするのがコツです。しかも、いつもこれを意識せずに行うのです。(p.112)

無意識に音楽を聴いていても潜在意識に入っていくことは実感できている(これは訓練した・しているつもり)。読書も状況判断もこんな風にできれば良くなるのかな。

迎合せず、自尊心を保つこと

なんせ今の自分は自尊心を持てていないわけで…なので気になった。

セルフエスティームが安定している人はメンタルバランスが取りやすく、また、周りの人に無理に迎合する必要がないため、自分の実力がよりはっきりしやすい環境を整えることができます。(p.290)

無理に迎合しないようにすることで、自分を保ち、自尊心をキープできるようにする。迎合しないというのは、自分の意志を伝えるということ。

たとえば、私はコーヒーを飲みません。ただ会議によっては全員がコーヒーということはいまでも少なくありません。そんなときに、きっぱりと「コーヒーを飲まないので水がほしい」と言えるかどうか、そんな小さな習慣1つひとつが、実は相手と迎合しない姿勢を生み出していくのです。(p.290)

そして、そのことが言えない人は、自分にもイライラするうえ、コーヒーを出してきた相手にも恨みを感じてしまいます。これは不健全ですから、丁寧な言い方で説明をするほうが、実は相手を思っているのです。(p.291)

自分は何かに迎合することは少ない方だと思っているが、このコーヒーを断る例のようなことはまぁいいかと思ってしないことが多い。でもそれがお互いにとっても良いこと→迎合しないこと→自尊心を保てること、であるのなら、ちょっと実践していこう。