山崎 元『会社は2年で辞めていい』

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

今の会社に勤めて1年経った今、2年でも3年でも辞める気はないけれど。この本を買ったのは2007年かな。

自分のキャリアプランにおいて、自分自身と人を納得させられる理由があれば転職やら何でも何回でもやってもいいんじゃない、という話。自分もそう思う。

本書のテーマからは外れるが、以下の部分に印象を持った。

 将棋や囲碁の天才も10代後半には頭角を現すことが多いが、ほとんどの場合ゲームを覚えたのは幼少の頃であり、トップレベルに達するまでには、10年程度の修行期間があると思う。
 10年は何をするために必要な期間なのか。サイモンは、1つの知識に対して「チャンク」という独特の単位を考えたが(1つの命題で表せる知識が1チャンクというような感じのものだ)、世界的に傑出した業績の達成者たちは、それぞれの分野にあって約5万チャンクを獲得しているという。この5万チャンクが何に相当するかというと、教養人の自国言語におけるボキャブラリー(語彙)数に相当するのだという。(p.74)

ある分野について傑出しているためには、普通に話す言葉のように使いこなせるものを5万ぐらいもつ必要があるということ。なるほど。

一万時間続けよ

404 Blog Not Found:プロが独り立ちするためのたった一つの条件

これに近い。

自分が意識して続けているのは「(自分がDJのときのことを考えて)音楽を聴くこと」ぐらいだ。1日2時間は何かをしながらではあるがBGMとしてだけではなく意識して(曲や組み合わせを見つけるために)聴いているつもり。2000年からだろうか。
これで5700時間ぐらい。このペースだと1万時間に達するにはあと8年は必要だ。

何かで傑出するために必要なボリュームが大体分かる気がする。自分がプログラミングにかけている時間なんてこれより圧倒的に少ない。