梶村 尚史『起床術──どうしても「スッキリ起きられない」あなたへ』
- 作者: 梶村尚史
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/08/03
- メディア: 単行本
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- 睡眠時間が足りずに起きられない「睡眠不足型」
- 悩みがあって朝のスタートが切れない「現実逃避型」
- 活動したいのに活動できない「抑うつ型」
- 寝過ぎが原因で寝覚めが悪い「寝過ぎ型」
自分はどれも経験した覚えがある。2と3から快復できたのは投薬治療のおかげだと思う。でも、その後自分には1が根強く残っていることに気付いた。それまで最もわかりやすいであろう「睡眠不足型」が慢性的に起こっていたことに全然気づけなかった。これは「寝なければいけない」より「寝てる場合ではない」と思うことが多かったからだ。
そして本書だけでなく様々な本を読んで得たことを実践した結果、今の睡眠について問題がないと言えるようになったと言えるようになった。
以上は本書の感想ではなく今の自分のこと。そして本書の内容からは以下を引用しておきたい。
どちらがいいというわけではなく、ショートスリーパーになるかロングスリーパーになるかは、生まれもった体質次第と、いまのところは考えられている。そして、ここが重要なポイントなのだが、「その人にとって必要な睡眠時間を短縮することはできない」のである。(p.43)
自分にとって必要な睡眠時間を削ることはできないが、必要睡眠時間が一生変わらないかというとそうではない。赤ちゃんや幼児が大人よりも長い時間眠るのは周知のとおりだし、大人になってからも、一般に30代後半ごろから年を取るとともに必要睡眠時間は減っていく。20代に一日8時間眠っていても、70代になると6時間以下になってしまう人も多い。若者ほど眠る時間が必要なわけで、「まだ若くて体力があるから」などと夜更かしを続けると、健康によろしくない。(p.45)
今の自分にとって必要な睡眠時間は9〜10時間と判断している。ロングスリーパーだと言える。それでここ一ヶ月以上、いたって健康。昼間に眠気は感じない。これを寝過ぎだと思わない・思われないようにするのは昔の自分では難しかったわけだが、最近ようやく価値観を変えることができた。また、ロングスリーパーの眠りは浅いノンレム睡眠やレム睡眠、中途覚醒の割合が多いようだ。レム睡眠・中途覚醒が多いということについて別件考えたいことができた。
また、眠る3時間前〜直前に強い光を浴びている人もご注意を。(中略)光が交感神経を刺激して(神経が興奮状態になってしまって)、うまく寝付けなかったり眠りが浅くなったりして、翌朝起きるのがつらくなってしまうもと。(p.89)
パソコンのモニタは「強い光」に入るらしい。つまり寝る3時間前からモニタを見ない方が良いらしい。今の(目標)就寝時間は22時30分なのだが、19時30分以降モニタを見ない=帰宅後はモニタを見ない、は難しいな。帰宅後はパソコンしないで趣味のことするなら読書のみにする、とか理想なのか。日曜夜のみは良質の睡眠をとるためにそうする、はありかもしれないな。
もし、一日ではじめて日光を浴びた時間から、14時間もしないうちにふとんに入って眠ろうとしたのなら、寝つけないのは当然のこと。眠りを誘うメラトニンは、光を浴びてから14時間たたないと分泌されず、逆にその2〜3時間前はもっとも眠くない時間帯なのである。(p.113)
明日5時に起きる必要があって、だから今日は21時に寝ようとしても、今日起きたのが12時だとその時間に寝るのは難しいということ。覚えておこう。