このブログを更新する頻度を上げていこう
GTDを知ってから3年、自己流を交えつつ今はかなり安定してできている。なのでタスクに関することで頭がもやもやすることはほぼなくなった。ただ、タスク以外の考えている思考、具体的にはブログに書きたいなと思うことについては、頭に浮かんだあと頭からなかなか離すことができず、もやもやとした状態になることが多い。
それを解決するには書きたいと思うことを辞めるか、書くしかない。もちろん、書かなくていいやと思ったことでなければ、考えたことはこのブログかどこかに書いていきたい。
書けるくらいに考えているかどうか。それに満たない考えというのは、たぶん意識がゆらゆらしてるだけであって考えてるとはいわない。
書くことがないというのは考えてないというのに近い: DESIGN IT! w/LOVE
自分もそう思う。体や手を何も動かしてないときでも、何かを考えたりしている。だけどそれだけじゃ何もしてないのと一緒だ。何もしていなかったと思いたくないから文章化したい。そしてここで自分は、(こう考えるのは自分に対してだけだが)その文章は公開しなければ意味がないと考えている。誰かに見てもらいたいから公開するのではない。誰もが見ることができるものだと意識するために公開するのだ。
ブログに書くには時間がかかるので、Tumblrで思考も含めたライフログをやっている。でもそこに書く思考は文章化されたものではなくキーワードであって、考えたことを忘れないようにするためのものだ。だからそのキーワードは読み返し思い出し、改めて考えを巡らせなければ意味がない。
そして考えを巡らせたのなら、それを文章化してブログに公開して初めてそのことについて考えたと言えると思うようにしよう。そうやって1月は全く更新しなかったこのブログの更新頻度を上げていこう。まずはそう決意するに至った思考について文章化し公開することにする。これは誰のためでもなく、未来の自分への文章だ。
- 作者: 橋本大也
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2009/01/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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村上 龍『限りなく透明に近いブルー』
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1978/12/19
- メディア: 文庫
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坂本龍一が気になっていた高校生時代、本屋で「龍」という文字が目につき村上龍を意識し、名前から興味を持ち始めた。この「限りなく透明に近いブルー」が処女作で群像新人賞・芥川賞受賞作品だと知り買って読んでみたとき、何の印象にも残らなかったように思う。実際この10年、この本を読んでこんなことを考えさせられたという記憶はなく、あらすじも曖昧にしか覚えていなかった。でも、最初に興味を持った純文学の作家であったこともあり著作が目につく度に買い揃え、買ってからかなりの時間が経ってから色々読み、今では村上龍、そして彼の作品が大好きになっている。そのことについてはまた改めてエントリを書きたい。
今10年ぶりにこの処女作の再読し、これは凄い、と思った。まず、自分の「好み」にあきれるぐらいマッチした文体。近年の著作とこの処女作と、ほとんど変わっていないものを感じた。また、頭の中に浮かんだこと・考えたことを文章にするとはこういうことか、となんだかすっきりする。自分はこんなにも(潜在的に)村上龍が好きなのかと気付かされた。もっとも、これらは本当に個人的なことでの衝撃だ。
そして、現実的に考えれば派手な出来事ばかり描写されているにも関わらず、最初から最後まで、本当に静かだということ。それは例えば何も音がしなかったために感じるという静けさではなく、「静けさ」というものが存在しそのために感じる静けさに思えた。
…ああ、読み終えた直後に思ったことが思い出せずはがゆい。今になって書けるのはこのぐらいだ。また、読もう。これは、今後何度も読み返せる作品だ。あらすじが面白く、それを楽しむためではない。静けさを感じるためだ。
曲の価値よりもライブパフォーマンスの価値を上げていきたい
レコード・CDの売上が年々減少していっていることはよく知られているが、それに代わりライブでの収益は増加しているらしい(イギリスでの調査)。
これらのグラフが主張していることは明らかだ――「レコードの売り上げは確かに年々減少している。しかし他方で,人々はライブにお金を注ぎ込むようになった。音楽産業全体で見ればむしろ収益は増加しており,その収益はレコード会社よりもアーティストやライブプロモーターへともたらされるようになりつつある。」
レコードからライブへと変化する音楽産業 - Radium Software
有料音楽配信を含めた楽曲販売による売上は、これからも減少していくだろう。なぜなら、自分が好で聴きたい音楽を無料で聴くことがどんどんできるようになってきているからだ。数年前までひと月に10枚近いCDを購入していた自分も、主にPodcast、次にネット見つけたものを無料ダウンロードして聴いている。自分の好きなジャンルがポップスではなくクラブミュージックということもあって、CDを買わずともかなり満足できている。
こういった中、楽曲販売に代わりライブの収益が増えてという調査結果は自分にとって嬉しい。音楽業界全体が衰退していっているわけではないからだ。これから「音楽」を売っていくならば、自作楽曲を売ろうとするよりも、ライブパフォーマスの価値を上げていく、その認知度・集客力を上げる方に注力した方が良いと考えられる。
自分が興味を持っている、今後活動して行きたいと思っている範囲はクラブミュージック・DJであり、音楽業界の中でも本当に狭い範囲で今回引用した調査結果とどのぐらい似た傾向なのかは分からない。でも、このジャンルは今も昔もこれからも「限定された空間でのライブ」が基本だ。これが好きな自分は自信を持って、自分の好きな音楽に取り組んでいきたい。
(2010年初夏頃から本格的に音楽活動を開始させる予定)
- 作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/11/21
- メディア: ハードカバー
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3年前に少し考えたことがあった
2006年7月に都内で開催された「第4回デジタル音楽勉強会」に参加した際、2つ質問に回答文章を書いたことがある。以下の内容を書いたのは2006年7月10日のこと。太字にした部分はこれからより一層、特徴として目立っていくかもしれない。
太宰 治『人間失格』(そしてiPhone「SkyBook」について)
- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
- 購入: 17人 クリック: 230回
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現代作家ではなく古典に位置する、しかしまだそんなに古くはない方だ。だからかもしれないが、日本語文体にとても美しさを感じた。作品の世界観にマッチしている。
感想として、とても面白かった。こんなに面白いものだとは、もっと早く読んでいれば…という感じ。とはいえ今の自分にも合っていたことが大きいのかもしれない(これは例えば自分の高校生時代と比べて、という意味。今に合っていたかどうかも分からないが…)。自分は小説と言えば主に村上龍の作品しか読まない。なぜかというとまたこの作家の作品を読みたいと自分に思わせるのが村上龍ぐらいだったからだ(そして入手可能なほぼ全作品を読んでいる)。そして今回、太宰治の作品をほかにも色々読んでみたいと思わせるものがあった。この衝撃は個人的に大きい。
また改めて読み直したい。何度も読み直したい。が、太宰治の他の作品がとても気になる。著作権が切れており、青空文庫に大量にあるのが嬉しい。青空文庫にある作品は、iPhoneで読める。
今回、iPhoneアプリ「SkyBook」で読了した。
予想以上に、とても読みやすかった。電車の中で立っている時も、片手で読めるのがいい。
すでに興味あるたくさんの作品をダウンロード済だが、人間失格しか読んでいない太宰治作品を焦点に次に読みたい作品を探してみた。
定額制ATOKからGoogle日本語入力へ移行する予感
先日初公開されたGoogle日本語入力の、64bit Mac OS Xへのインストールができなかった不具合が解消されたようなので、Snow Leopardにインストールした。
Windows95以降Windows利用歴の長い自分はキー設定は「MS-IME」にしなければ使えない。Google日本語入力においてもその設定をし、よく使う単語を軽く登録してしばらく使ってみる。
…なんの問題もないんじゃないか、これは。どちらかといえば、良い。
自分はMacでもWindowsでもATOKを使っている。月300円の定額制のものだ。それと比較して、おそらく英語辞書がないため英単語を入力しているときにインクリメンタルで候補が出てこないのがATOKに劣るところか。それ以外の候補予測は気に入っている。ATOKでは候補に出てこなかった(ネット用語などではない)マイナーな単語、例えば薬品の名前とかも候補にすぐ出てきたりする。動作もATOKよりなんとなく速い気もする。
ただメニューバーに表示される右上のアイコンが青くて目立なぁと思っていたところ、下の記事を発見。
しかし、そんな Google 日本語入力にも欠点というか少し足りないところがありました。
それはメニューバーに表示される現在の入力方式のアイコンが青く他のメニューバーの項目と調和しないのです。美的意識の高いと言われる Mac ユーザの皆さんはこれが我慢出来ないでしょうし、私もそうだったのでこのアイコンを黒くするスクリプトを書きました。
Google 日本語入力システムのメニューバーアイコンを黒くする – わが猫とカメラマンさん
これのおかげで(ATOKでも青かった)アイコンをモノクロにすることができ、とても満足している。
今後もう1週間ほど試用的に使ってみるが、このまま問題なさそうだとMacの定額制ATOKは解約ることになりそうだ。Windowsはどうするかは、ちょっと会社の人と相談してからにしよう(Windowsは職場でのみ使っている)。
Progressive HouseのDJ MIX MP3を公開しました
Progressive House(プログレッシブハウス)とは?
ダンスミュージックの比較的新しいジャンル。都内のクラブでは、渋谷WOMB等でプレイされている。
John Digweed 曰く、プログレはダークでムーディー なのが特徴だとか。いわれてみればそんな気もする。
大人っぽいけど激しくも踊れる、私の中ではそんなジャンル。ディグウィードのほか、Sasha、Deep Dish、Satoshi Tomiie などが有名どころかな。こないだDigweedがWOMBに来たときは、フロアがいっぱいで窮屈でした。
http://www.kanshin.com/keyword/441697
ということでクラブミュージックのジャンルのひとつです。Progressive…前進する、進展する、向上する、進歩的な、進歩主義のHouse、ということです。俺ら普通のHouseより先に行ってるぜー、もうTranceの域だぜ、あ、でもTranceとは区別付けたいから違った音の作りをよろしくな!
というジャンルだと思っています。
Tranceみたいにキラキラするときもあるけど、Tranceにはないダークでムーディーがウリ、でもHouseミュージックなので1曲を大事につなげるよ!
ということなんだと解釈しています。僕は。
クラブミュージックのジャンルの歴史などについてはこちらが詳しいので興味ある方はどうぞ。
ASUOLA - Progressive House Mix 2009とは?
今回私が作成した、約70分のDJ MIX MP3です。収録曲は以下13曲です
01. Solarstone / Late Summer Fields - Original Mix 02. Ercola, Heikki L / Deep At Night - Adam K & Soha Remix 03. Adam K, Soha / Twilight - Original Mix 04. Moonbeam / Sky - Dub Mix 05. I:Cube / Supernovac - Live At The Lanchonete Version 06. Pig & Dan / Deliverance - Original Mix 07. Sivesgaard / Inner Orbit - Moonbeam Remix 08. Dark Providers / Neo - Original Mix 09. Guy Gerber / Timing - Original Mix 10. Way Out West / Domination - Terracotta Army's Eastern Invasion Remix 11. Inkfish, David West / Hello Piano - Sebastien Leger Remix 12. Kaskade, Deadmau5 / I Remember - Original Mix 13. Stian Klo, Tronso / Helgoland - Matt Zo Remix
このリンク先、ブラウザ上で全部聴けたり、MP3ファイルをダウンロードすることもできます。
明るくアゲアゲ、前半グッと引き込んで、中盤たんたんと(だらだらと?)、後半またグッグッと盛り上がることを意識して選曲しました。構想開始から完成まで約1月かかっています。まー僕は今、ひとつのことに2時間以上集中力を維持することができないため、ちょこちょこした時間を合わせて合わせてようやく完成にこぎつけたわけです。
みなさまにはぜひ聴いていただき、耳痛い!おもんない!だるい!カッコイイ!!などの感想をコメントいただければ本当に嬉しいです。
…これをもって、ジャンルProgressive Houseのトラックはネタ切れとなりました。なので、当分(2年以上)こういうの作りません。私が好きなジャンルはMinimalなんです。Minimalよりのごちゃごちゃなのです。そちらについては随時制作中です。
あ、夏に作ったMinimal寄りのDJ MIXもありますよ!
以下リンク先も、ブラウザで聴いたり、ダウンロードも可能です。
夏からAbleton LiveでDJ MIXを作成するようになって、これが1作目です。試行錯誤して作りました…。これまでの流れのまま軽い口調で紹介するには重い内容です。ただ、Richie Hawtinを意識しすぎているというこの1点を、紹介文とさせていただきます。
では、よろしくお願いします。
(おまけ)僕がProgressive Houseが好きにあったきっかけのアルバム
- アーティスト: CHAB
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2005/03/04
- メディア: CD
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そうだ、ピアノを弾こう
先日、mixi同級生で小中高大と全ての情報をそのときのニックネームで登録しておいたら、高校の同級生からコンタクトがあった。10年ぶりだ。メッセージには「覚えてますか?」の言葉と一緒に「ピアノ上手だったよね」と。
ピアノか…。一番よく弾いていて、弾けていたのは高校生のときだな。小学生になるかならないかぐらいで習い始めたもののかなり嫌で、中学入学前には辞めた。だけど中学校の音楽の授業で聴いたバッハのオルガン曲をどうしても弾きたいと思って高校入学時から再び習い始めた、「これを弾けるようになりたいんです!」って。
そのバッハの曲(小フーガ・ト短調)を弾けるようになった後、その頃からハマりだした坂本龍一を練習してよく弾いていた。ちょうど「裏BTTB(Energy Flow)」が流行っていた頃だ。あとBen Folds Five。懐かしい。
大学進学祝いに祖母にスピーカレスの電子ピアノを買ってもらい、これで指を鈍らせずにいられるなと思ったものの、入学してしばらく経ってからは全く弾かなくなった。そして今に至る。
自分がピアノを弾いていたときのことも忘れてたな。けど思い出したよ、ありがとう。
うん、そうだよ、祖母が買ってくれた電子ピアノは(ずっと壁に立てかけていたものの)まだここにある。いつでも弾けるように部屋に設置しよう。幸い、今はスペースもある。
いつでも弾ける場所に設置した。ちゃんとスピーカから音が出るようにも。いい感じ。
まずは、昔弾けていた坂本龍一の曲(楽譜残ってた!)を再び楽しく弾けるようになることを目指す。曲の難易度はそんなに高くないはず。弾きたい時に軽く1曲弾ける、またそんな風になりたい。なろう。
バッハのオルガン曲もまた弾けるようになりたいけど、これの楽譜はもうない…。でもクラシックだし、ネットで探したら見つかるかもな。探してみよう。
BTTB
- アーティスト: Ryuichi Sakamoto
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2001/01/01
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Ben Folds Five
- 作者: Ben Folds Five
- 出版社/メーカー: Passenger
- 発売日: 1995/10/09
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